vol.22 銀座を見物

眺めのいいカフェで端正なデザートを

日新堂の近くにある名店や街の魅力をお伝えしたい、そんな想いから生まれた『日新堂マガジン』。喜ばれる手土産やおいしいカフェ、そして街の歴史やちょっとしたトリビアまで、日新堂のお客さまが愉しめる街案内をお届けいたします。
第22回目は、銀座の街を眼下に眺める展望レストランをご紹介します。










全席窓側の銀座スカイラウンジへ

銀座エリアのランドマークとしてお馴染みの東京交通会館には、半世紀にわたって人々を魅了してきた展望レストランがあります。大正十一(1922)年生まれ、世界に誇る社交場・東京會舘が手掛けている「銀座スカイラウンジ」です。昭和四十(1965)年に回転展望レストランとして誕生。遮るもののなかった開業当時には、富士山や秩父連山、東京湾などが見渡せたために、観光スポット並みの賑わいをみせたそう。長きにわたり街をぐるりと見下ろしてきたレストランは、昨年秋に大きくリニューアル。フロアが回転することはなくなりましたが、すべての席が窓側という眺望のよさは変わらぬままです。



広々とした空間が心地よいテーブル席からプライベート感のある半個室まで揃っている。友人との会食からビジネスランチ、アニバーサリーまでおまかせ。 photo by Copyright Tokyo Kaikan All rights reserved









ディナータイムにはピアノの生演奏もあり、お祝いの席をさらに盛りあげてくれる。またプロポーズの成功率も高いとか。ランチやディナーはコース料理がメインに。 photo by Copyright Tokyo Kaikan All rights reserved













端正なデザートのマロンシャンテリー

すばらしい眺望とともに楽しみたいのが、時代や世代を超えて愛されてきた東京會舘の名物・マロンシャンテリーです。フランス視察に出向いた初代の製菓長が、真っ白なクリーム菓子のモンブランやアルプスの風景に着想を得て、手掛けたオリジナルのデザート。濃厚だけども爽やかな生クリームのなかには、そぼろ状の栗のペーストがぎっしりと隠れています。ボリュームがありそうに見えますが、甘すぎることもないので食後でもあっさりいただけるほど。コーヒーを飲みながら窓の外に目をやると、行き交う電車や車、街を闊歩する人の姿。超高層ビルからでは、味わえない街の様子がまた楽しい。空や街に近い景色のいいレストランで端正なデザートを召し上がれ。



端正なマロンシャンテリーは栗とクリームのみのシンプルなデザート。美しいデザートを深入りのフレンチブレンドとともに。テイクアウトも可能。マロンシャンテリーとコーヒーのセット/1,980円









銀座スカイラウンジ限定のパフェ マロンシャンテリーも人気。甘いマロンやクリームと酸味のあるベリーのソースが絶妙なバランス。シーズンイベントにあわせた限定パフェも登場するそう。 1,980円 photo by Copyright Tokyo Kaikan All rights reserved









掲載情報は2022年10月のものとなります。価格は税込みです。

■DATA■
東京會舘 銀座スカイラウンジ
住所      東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館15階
電話番号    050-3187-8713(予約)
営業時間    11:30~22:00(ランチ~14:30、喫茶 14:00~17:00、ディナー17:00~)
*別途サービス料あり

営業時間・定休日は状況にあわせて急な変更も。お出掛けの際はHPやお電話などにてご確認を。
東京會舘 銀座スカイラウンジ